既存の証券会社は、今後確実に到来する「高齢者から若者層にお金が移動する」大相続時代を見据えていかなければなりません。証券業界が抱える共通の課題は、既存顧客とは異なる投資への姿勢である「若年層の獲得」と「その若年層との顧客接点強化」なのです。
これらの課題を解決していくためには、既存の顧客、新規顧客などのセグメンテーションと、彼らの利用シーンに応じた対面・PC・モバイルという3つのチャネル別の適切なエンゲージメントを戦略的に実行できるかが大切になってきます。
例えば、証券会社の既存のメイン顧客層の次世代層(=資産形成層、若年層)はモバイルネイティブであるため、モバイルでのエンゲージメントが必要です。また、次世代層以外でも、顧客のセグメンテーションによってはモバイルチャネルでのエンゲージメントが効果的な場合もあります。
昨今、スマートフォンシフトが急速に進み、証券会社各社はモバイルサイトやモバイルアプリの構築・機能強化等、スマートフォンへの対応を強化してきました。しかし、これらのスマートフォン対応は主に既存顧客に向けた対応であり、若年層をターゲットとした新規顧客層へのアプローチは、既存顧客向けとは異なる角度から行う必要があります。
若年層に向けたサービスを企画する段階になると、対面・オンラインを問わず、証券会社にとって、
①既存顧客向けのサービスはメンテナンスコストがかかりつつも維持しなければいけないこと
②従来サービスのシステムベンダーは若年層向けのサービスをまだキャッチアップできていないこと
③若年層向けサービスを内製で企画するには、金融以外の業界のサービスの知見が必要となること
④若年層向けとはいえ金融特有の厳しいルールを遵守するサービスでなくてはいけないこと
等がチャレンジとなりました。
モバイルファーストが浸透した現在、生活者は、モバイル上で日々様々なサービスに触れることで、ユーザービリティの高いサービスに慣れてきています。しかし、証券の売買に関わるツールは、複雑化・高度化し、難しさを感じさせやすいサービスとなっていました。
特に、初心者の個人投資家がトレーディングや資産運用を始める際には、多くの銘柄から投資先を選びきれない、相談する相手が周りにいないなど、多くのハードルが存在しています。
上記を解決するために、Finatextではユーザー視点に立ったモバイルファーストな証券サービス「STREAM(ストリーム)」を開発・提供しています。
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